海外赴任が決まって、まず頭を悩ませたのが荷物の仕分け。
「何を持っていけばいいの?」「船便と航空便って何が違うの?」「受託禁止品ってどれ?」
わからないことだらけで、正直引越し作業の中で一番大変でした。
この記事では、ミシガン州に渡米した私(妊婦9ヶ月で渡米!)が実際に体験した荷物の仕分け方法を、スケジュール・中身・反省点まで全部まとめます。
海外引越しの荷物は「4つ」に分ける
海外引越しでは、荷物を以下の4つに分ける必要があります。
| 送り方 | 到着までの目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| 航空便 | 2週間〜1ヶ月 | 早く届く。箱数・重量に制限あり。受託禁止品が多い |
| 船便 | 2〜3ヶ月 | 時間がかかる。大量に送れる。大型家具もOK |
| 手荷物(スーツケース) | 渡航当日 | 貴重品・すぐ必要なものを持参 |
| 倉庫・実家 | 帰国まで預かり | 帰国後に使うもの・思い出の品など |
ポイントは「いつ必要になるか」で仕分けること。
航空便は届くまで2週間〜1ヶ月かかるため、渡航直後に必要なものは手荷物に。
船便は2〜3ヶ月かかるので、なくても当面困らないもの(ストック)をまとめて入れるイメージです。
【早見表】どの荷物をどの便に入れる?カテゴリ別仕分けリスト
私の体験をもとに、カテゴリごとのおすすめの行き先を早見表にまとめました。仕分けに迷ったときの参考にしてください(詳しい理由はこのあとの本文で解説しています)。
| カテゴリ | おすすめの行き先 | ひとことメモ |
|---|---|---|
| パスポート・書類・現金 | 手荷物 | 絶対に預けない |
| 処方薬・液体の薬 | 手荷物 | 航空便には入れられない |
| 化粧品・洗剤類 | 船便 or 手荷物 | 航空便NG |
| 炊飯器 | 航空便 | 航空便のみ受託可能 |
| フライパン・鍋 | 航空便 | 変形リスクあり。大切なものは避ける |
| 食器 | 船便+割れにくい物を航空便に数枚 | 「お皿難民」対策 |
| 衣類+ハンガー | 船便(当面の分は航空便・手荷物) | ハンガーは多めに |
| 寝具 | ホテル滞在期間しだい | 入居がすぐなら航空便に |
| 家電+変圧器 | 船便 | 現地は割高。迷ったら持参 |
| 家具(ダイニングテーブルなど) | 船便 | アメリカで買うと高い |
| 大型家具(ソファなど) | 倉庫 | 帰国後に使うもの |
| ベビー用品 | 早めの船便 | 出産3ヶ月前には搬出 |
| 食品・お酒 | 実家 or 手荷物 | アメリカへの輸送不可 |
引越し業者(日通)の作業について
私は日本通運(日通)を利用しました(会社が手配)。
日通の場合、段ボールは業者が持参してくれて、梱包作業もやってくれます。私たちがやることは「何をどの送り方で送るかの仕分け」がメイン。
とはいえ、この仕分け作業が想像以上に大変!
1品ずつ受託禁止品に該当しないか確認しながら作業するので、とにかく早めに始めることをおすすめします。
段ボールのサイズ
日通の段ボールは主に以下のサイズがあります。
| 種類 | サイズ(目安) | 向いている荷物 |
|---|---|---|
| Sカートン | 51×26×40cm | 書籍・小物・食料品・装飾品など |
| Mカートン | 52×51×40cm | セーター・Tシャツ・日用雑貨・食器類など |
| Lカートン | 79×52×26cm | コート・ワンピース・長めの衣類など |
| ハンガーカートン | 53×54×122cm | ハンガーにかかったままの衣類(船便のみ) |
受託禁止品に注意!
これが仕分けで一番気をつけるポイント。船便・航空便によって送れるものが違います。
船便・航空便共通でNG
- リチウムイオン電池・バッテリー搭載製品(スマートフォン、ノートPC、電動歯ブラシなど)
- スプレー缶・ガス類
- アルコール度数70%超のお酒
- ガスライター・マッチ・花火
- 農薬・殺虫剤(液体・燻煙式)
航空便のみNG(船便はOK)
- 化粧品類(ヘアスプレー、化粧水、洗顔フォーム、日焼け止め、バスオイルなど)
- 洗剤類(漂白剤、カビ取り剤、洗浄液など)
- 衛生用品(制汗スプレー、芳香剤、香水など)
- 医薬品(消炎鎮痛剤・液体、虫よけスプレーなど)
また、食品・お酒はアメリカには運んでもらえません。ほとんど実家に送り、どうしても必要なものは手持ちで持ち込みました。
実際のスケジュールと仕分け内容
私の場合のスケジュールはこうでした。
12月中旬:航空便①・船便① 搬出
1月 :航空便②・船便② 搬出(夫の渡米直前)+倉庫・実家
計4日間の作業でした。引越し業者が来てくれる日程なので、余裕を持って仕分けを終わらせておくことが大事です。
航空便①(12月中旬搬出 → 1月末到着)
夫が1月9日に先に渡米したため、夫が使う当面の生活用品を詰め込みました。
主な中身
- 炊飯器(※炊飯器は航空便のみ受託可能)
- フライパン・鍋などキッチン用品
- 布団(冬の渡米だったため。ただし現地の駐在員の方に譲っていただけたので、事前にコミュニティで聞いてみるのもあり)
- シャンプー・リンス・歯ブラシ・歯磨き粉などの日用品
- 最低限の服
- 変圧器
船便①(12月中旬搬出 → 3月初旬到着)
出産が4月の予定だったため、ベビー用品を出産前に届けることが最優先でした。そのため、渡米前の12月中旬に先行して搬出。
主な中身
- ベビー用品メイン
- コップ・お皿・カトラリー
- 日用品・衣類
- カラーボックス2個
- ダイニングテーブル(アメリカで家具を買うと非常に高いため持参。大正解でした!)
航空便②(1月末搬出 → 2月中旬到着)
私が2月初旬に渡米し、2月中旬まで夫とホテル滞在。2月初旬に入居したので、入居後すぐに航空便②が届いた感じでタイミングがよかったです。

1週間ほど、家とホテルがどちらもありました!
妊婦としては、最悪ホテルで泊まれるという安心感+既に届いていた航空便1便を
ゆっくり家に運び込めたので良かったです!
(⚠️会社規定があると思うので要確認)
主な中身
- 衣類(当面必要なもの)
- 日用品の補充など
船便②(1月末搬出 → 4月中旬到着)
1〜3便を送り終えて残った荷物を確認したところ、思ったより多く運べることがわかったため、かなり詰め込みました。
主な中身
- おもちゃ
- 収納ボックス
- その他ほぼ残りの荷物全般

笑い話ですが、船便②が届いた翌朝に出産しました(笑)ギリギリ間に合った!
ベビー用品は船便①で先に届けておいて本当によかったです。
倉庫(日本に預け置き)
- ソファ・机などの大型家具
アメリカでは大型の荷物を捨てるのが日本より簡単なので、迷ったら持ってきてしまうのもアリです。
実家(日本に送付)
- 食品・お酒(アメリカへの輸送不可のため)
- 壊したくない思い出の品
手荷物(スーツケース・機内持ち込み)
- パスポート・ビザ・各種書類などの貴重品
- 現金・クレジットカード
- 必要な食品の一部(手持ちで持ち込めるもの)
- 薬類(航空便に入れられない処方箋の薬、液体薬など)
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ホテル滞在期間を考慮した寝具の計画を
私の場合のホテル滞在期間はこうでした。
- 夫:1月初旬〜2月中旬(約5週間)
- 私:2月初旬(約1週間)
ホテルには当然寝具が備わっているので、入居日までの期間が長いほど寝具は後回しにできます。逆に入居後すぐに寝具が欲しい場合は、航空便に布団や毛布を入れるか、現地調達を検討しましょう。
仕分けのコツまとめ
最後に、実際にやってみてわかった仕分けのコツをまとめます。
① 付箋・シールで行き先を明示する
業者が来る前に、荷物ひとつひとつに「航空便」「船便」などのシールを貼っておきましょう。梱包当日に口頭で説明するより格段に作業がスムーズになります。
(日通は仕分け用のシールをいただくことができました)
② 箱の中身はカテゴリをそろえる
キッチン用品の箱に洗面用品が混入すると、荷解きのときに大変です。できるだけ「キッチン」「衣類」「日用品」となるべくカテゴリをそろえて梱包しましょう。
③ 会社の制限を事前に確認
航空便・船便の箱数・重量制限は会社によって異なります。見積もり前に確認しておくと仕分け計画が立てやすいです。
④ アメリカで高いものは持参
家具・調理器具など、アメリカでは日本より割高なものが多いです。また日本の家電のほうが使いやすく、クオリティーが高いものもあります。変圧器を使えば、基本的な家電は使えるので、迷ったら持ってきて損はないことも多いです。
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アメリカの電圧(110V)を日本の電圧(100V)に変換してくれます。
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④ ドライヤー
海外対応ドライヤーがあれば変圧器なしでそのまま使えます。私はリファのドライヤーを持参しました。海外でも日本クオリティのドライヤーが使えるのでおすすめです。
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⑤ ベビー用品がある人は早めに船便を出す
出産予定がある方は、逆算してベビー用品を早めの船便に入れましょう。船便は2〜3ヶ月かかるため、出産3ヶ月前には搬出できるよう計画を。
海外引越しの荷物仕分け よくある質問
段ボールは何箱まで送れる?
会社の規定によって異なります。私の場合、航空便は2箱まででした。見積もり前に会社の規定を必ず確認しておきましょう。
化粧品や洗剤はどうやって送る?
化粧品類・洗剤類は航空便に入れられないため、船便に入れるか手荷物で持参するかの2択です。渡航後すぐに使う分は手荷物に入れておきましょう。
食品やお酒は送れる?
アメリカへは運んでもらえません。私はほとんど実家に送り、どうしても必要なものだけ手持ちで持ち込みました。
荷物が届くまでの生活はどうする?
航空便でも届くまで2週間〜1ヶ月かかります。ホテルにどこまで滞在できるかを確認したうえで、当面の生活用品は手荷物と航空便に。布団などは現地の駐在員コミュニティで譲っていただける場合もあるので、事前に聞いてみるのもおすすめです。
仕分けはいつから始めるべき?
1品ずつ受託禁止品に該当しないか確認しながらの作業になるため、想像以上に時間がかかります。搬出日の1ヶ月前には着手するのがおすすめです。
まとめ
海外引越しの仕分けは、「いつ必要か」「壊れても大丈夫か」「受託禁止品ではないか」の3点を意識するのがポイントです。
とにかく仕分け作業は早めに始めることが大切。業者に梱包はお任せできても、何をどこに送るかの判断は自分でしかできません。
渡米前の準備について他にも記事を書いているので、ぜひ合わせて読んでみてください!
※この記事の内容は2026年時点の情報・個人の体験をもとにしています。引越し業者や会社によって条件が異なる場合があります。
あわせて読みたい|渡米持ち物シリーズ
「何を持っていくか」については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
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