海外引越しの荷物仕分け|船便・航空便・手荷物・倉庫の分け方

海外赴任準備

海外赴任が決まって、まず頭を悩ませたのが荷物の仕分け。

「何を持っていけばいいの?」「船便と航空便って何が違うの?」「受託禁止品ってどれ?」

わからないことだらけで、正直引越し作業の中で一番大変でした。

この記事では、ミシガン州に渡米した私(妊婦9ヶ月で渡米!)が実際に体験した荷物の仕分け方法を、スケジュール・中身・反省点まで全部まとめます。

  1. 海外引越しの荷物は「4つ」に分ける
  2. 【早見表】どの荷物をどの便に入れる?カテゴリ別仕分けリスト
  3. 引越し業者(日通)の作業について
    1. 段ボールのサイズ
  4. パッキングリスト(梱包明細書)は金額を自分で書く
  5. 通関と関税はどうなる?
  6. 受託禁止品に注意!
    1. 船便・航空便共通でNG
    2. 航空便のみNG(船便はOK)
  7. 実際のスケジュール|4便に分けて搬出した流れ
  8. 船便に入れたものリスト
    1. 船便①(12月中旬搬出 → 3月初旬到着)
    2. 船便②(1月末搬出 → 4月中旬到着)
  9. 航空便に入れたものリスト
    1. 航空便①(12月中旬搬出 → 1月末到着)
    2. 航空便②(1月末搬出 → 2月中旬到着)
  10. 手荷物で持って行ったものリスト
  11. 倉庫・実家に残したものリスト
    1. 倉庫(日本に預け置き)
    2. 実家(日本に送付)
  12. 現地に着いてから荷物を受け取るまでの流れ
  13. ホテル滞在期間を考慮した寝具の計画を
  14. 仕分けのコツまとめ
    1. ① 付箋・シールで行き先を明示する
    2. ② 箱の中身はカテゴリをそろえる
    3. ③ 会社の制限を事前に確認
    4. ④ アメリカで高いものは持参
    5. ⑤ ベビー用品がある人は早めに船便を出す
  15. 海外引越しの荷物仕分け よくある質問
    1. 段ボールは何箱まで送れる?
    2. 化粧品や洗剤はどうやって送る?
    3. 食品やお酒は送れる?
    4. 荷物が届くまでの生活はどうする?
    5. 仕分けはいつから始めるべき?
  16. まとめ
  17. あわせて読みたい|渡米持ち物シリーズ

海外引越しの荷物は「4つ」に分ける

海外引越しでは、荷物を以下の4つに分ける必要があります。

送り方到着までの目安特徴
航空便2週間〜1ヶ月早く届く。箱数・重量に制限あり。受託禁止品が多い
船便2〜3ヶ月時間がかかる。大量に送れる。大型家具もOK
手荷物(スーツケース)渡航当日貴重品・すぐ必要なものを持参
倉庫・実家帰国まで預かり帰国後に使うもの・思い出の品など

ポイントは「いつ必要になるか」で仕分けること。
航空便は届くまで2週間〜1ヶ月かかるため、渡航直後に必要なものは手荷物に。
船便は2〜3ヶ月かかるので、なくても当面困らないもの(ストック)をまとめて入れるイメージです。

⚠️ 箱数・重量制限は会社規定によって異なります。
私の場合、航空便は2箱まででした。会社の規定を事前に必ず確認してください。

【早見表】どの荷物をどの便に入れる?カテゴリ別仕分けリスト

私の体験をもとに、カテゴリごとのおすすめの行き先を早見表にまとめました。仕分けに迷ったときの参考にしてください(詳しい理由はこのあとの本文で解説しています)。

カテゴリおすすめの行き先ひとことメモ
パスポート・書類・現金手荷物絶対に預けない
処方薬・液体の薬手荷物航空便には入れられない
化粧品・洗剤類船便 or 手荷物航空便NG
炊飯器航空便航空便のみ受託可能
フライパン・鍋航空便変形リスクあり。大切なものは避ける
食器船便+割れにくい物を航空便に数枚「お皿難民」対策
衣類+ハンガー船便(当面の分は航空便・手荷物)ハンガーは多めに
寝具ホテル滞在期間しだい入居がすぐなら航空便に
家電+変圧器船便現地は割高。迷ったら持参
家具(ダイニングテーブルなど)船便アメリカで買うと高い
大型家具(ソファなど)倉庫帰国後に使うもの
ベビー用品早めの船便出産3ヶ月前には搬出
食品・お酒実家 or 手荷物アメリカへの輸送不可

引越し業者(日通)の作業について

私は日本通運(日通)を利用しました(会社が手配)。

日通の場合、段ボールは業者が持参してくれて、梱包作業もやってくれます。私たちがやることは「何をどの送り方で送るかの仕分け」がメイン。

とはいえ、この仕分け作業が想像以上に大変!
1品ずつ受託禁止品に該当しないか確認しながら作業するので、とにかく早めに始めることをおすすめします。

段ボールのサイズ

日通の段ボールは主に以下のサイズがあります。

種類サイズ(目安)向いている荷物
Sカートン51×26×40cm書籍・小物・食料品・装飾品など
Mカートン52×51×40cmセーター・Tシャツ・日用雑貨・食器類など
Lカートン79×52×26cmコート・ワンピース・長めの衣類など
ハンガーカートン53×54×122cmハンガーにかかったままの衣類(船便のみ)

パッキングリスト(梱包明細書)は金額を自分で書く

海外引越しでは、どの段ボールに何が入っているかを書いた「パッキングリスト(梱包明細書)」が必ず必要になります。通関で使われるだけでなく、輸送中に荷物が壊れたり紛失したときの補償額の根拠にもなる大事な書類です。

私の場合、品名は梱包作業をしてくれた日通の方がその場で入力してくれました。自分でやったのは金額の記入だけです。

  • 記入は日本語でOKだった
  • 品名は業者が入力してくれる
  • 自分で書くのは金額のみ
  • 金額は「今、新品で買ったらいくらか」を書く

ポイント:この金額がそのまま補償額になります
安く書きすぎると、壊れたり無くなったりしたときに満額戻ってきません。面倒でも今の相場で正直に書くのがおすすめです。

saa
saa

金額を書くのが一番大変でした!値段を覚えていないものは、いちいち調べて今の価値で書きました。ここだけは時間を多めに見ておいたほうがいいです。

通関と関税はどうなる?

アメリカに別送品を送るときは、CBP Form 3299(Declaration for Free Entry of Unaccompanied Articles)という書類で「中古の家財なので免税にしてほしい」という申請をします。1年以上使っていた個人の家財は免税、未使用の新品は課税される可能性があります。

ただ、私はこの書類を自分では書いていません。会社と引越し業者のあいだで手配してくれていたようです。

  • 関税を取られたものはゼロでした
  • 新品もいくらかありましたが、特別な対応はしていません
  • ブランド品の未使用品のような高額なものは、そもそも持って行きませんでした
saa
saa

正直、通関まわりは気づいたら終わっていました。会社経由の駐在であれば、あまり心配しすぎなくて大丈夫だと思います。不安なら見積もりのときに業者さんに聞いてみてください。

受託禁止品に注意!

これが仕分けで一番気をつけるポイント。船便・航空便によって送れるものが違います。

船便・航空便共通でNG

  • リチウムイオン電池・バッテリー搭載製品(スマートフォン、ノートPC、電動歯ブラシなど)
  • スプレー缶・ガス類
  • アルコール度数70%超のお酒
  • ガスライター・マッチ・花火
  • 農薬・殺虫剤(液体・燻煙式)

航空便のみNG(船便はOK)

  • 化粧品類(ヘアスプレー、化粧水、洗顔フォーム、日焼け止め、バスオイルなど)
  • 洗剤類(漂白剤、カビ取り剤、洗浄液など)
  • 衛生用品(制汗スプレー、芳香剤、香水など)
  • 医薬品(消炎鎮痛剤・液体、虫よけスプレーなど)

ポイント:化粧品・洗剤類は航空便に入れられない!
私も最初知らなくて焦りました。これらは船便に入れるか、手荷物で持参するか2択です。渡航後すぐ使うものは手荷物に入れておきましょう。

また、食品・お酒はアメリカには運んでもらえません。ほとんど実家に送り、どうしても必要なものは手持ちで持ち込みました。

実際のスケジュール|4便に分けて搬出した流れ

私の場合のスケジュールはこうでした。

12月中旬:航空便①・船便① 搬出
1月 :航空便②・船便② 搬出(夫の渡米直前)+倉庫・実家

計4日間の作業でした。引越し業者が来てくれる日程なので、余裕を持って仕分けを終わらせておくことが大事です。

船便に入れたものリスト

船便①(12月中旬搬出 → 3月初旬到着)

出産が4月の予定だったため、ベビー用品を出産前に届けることが最優先でした。そのため、渡米前の12月中旬に先行して搬出。

主な中身

  • ベビー用品メイン
  • コップ・お皿・カトラリー
  • 日用品・衣類
  • カラーボックス2個
  • ダイニングテーブル(アメリカで家具を買うと非常に高いため持参。大正解でした!)

「お皿難民」になりかけた!
船便①が届くまでの間、食器が数枚しかなくて困りました。現地で購入するつもりがないなら、割れにくいものを航空便に入れておくのがおすすめです。

ハンガーが思ったより少なくて困った!
衣類を結構持っていったのにハンガーが全然足りず…。ハンガーは意外と場所を取らないので、服と一緒に多めに入れておくことをおすすめします!

船便②(1月末搬出 → 4月中旬到着)

航空便①・船便①・航空便②を送り終えて残った荷物を確認したところ、思ったより多く運べることがわかったため、かなり詰め込みました。

主な中身

  • おもちゃ
  • 収納ボックス
  • その他ほぼ残りの荷物全般
saa
saa

笑い話ですが、船便②が届いた翌朝に出産しました(笑)ギリギリ間に合った!
ベビー用品は船便①で先に届けておいて本当によかったです。

航空便に入れたものリスト

航空便①(12月中旬搬出 → 1月末到着)

夫が1月9日に先に渡米したため、夫が使う当面の生活用品を詰め込みました。

主な中身

  • 炊飯器(※炊飯器は航空便のみ受託可能)
  • フライパン・鍋などキッチン用品
  • 布団(冬の渡米だったため。ただし現地の駐在員の方に譲っていただけたので、事前にコミュニティで聞いてみるのもあり)
  • シャンプー・リンス・歯ブラシ・歯磨き粉などの日用品
  • 最低限の服
  • 変圧器

フライパンが少し変形していた!
航空便は荷物の扱いが少し荒いようで、フライパンが変形して届きました。大切にしているものは航空便に入れないほうが安心です。

航空便②(1月末搬出 → 2月中旬到着)

私が2月初旬に渡米し、2月中旬まで夫とホテル滞在。2月初旬に入居したので、入居後すぐに航空便②が届いた感じでタイミングがよかったです。

saa
saa

1週間ほど、家とホテルがどちらもありました!
妊婦としては、最悪ホテルで泊まれるという安心感+既に届いていた航空便1便を
ゆっくり家に運び込めたので良かったです!
(⚠️会社規定があると思うので要確認)

主な中身

  • 衣類(当面必要なもの)
  • 日用品の補充など

手荷物で持って行ったものリスト

  • パスポート・ビザ・各種書類などの貴重品
  • 現金・クレジットカード
  • 必要な食品の一部(手持ちで持ち込めるもの)
  • 薬類(航空便に入れられない処方箋の薬、液体薬など)

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倉庫・実家に残したものリスト

倉庫(日本に預け置き)

  • ソファ・机などの大型家具

アメリカでは大型の荷物を捨てるのが日本より簡単なので、迷ったら持ってきてしまうのもアリです。

実家(日本に送付)

  • 食品・お酒(アメリカへの輸送不可のため)
  • 壊したくない思い出の品

現地に着いてから荷物を受け取るまでの流れ

荷物を送り出したあと、実際にどう届くのかも書いておきます。

  • メールで到着の連絡が来る
  • 配達日を調整する
  • 当日、来る直前に電話が入る
  • 搬入・開梱
  • 不要な段ボールを回収してもらう

日通はすべて日本語で対応してくれたので、英語が不安でも問題ありませんでした。

かかった時間

  • 航空便①・②:夫・私それぞれ2箱ずつを別日程で受け取り。玄関先で受け取って終了で、時間はほとんどかかりませんでした
  • 船便①:2時間ほど
  • 船便②(一番量が多かった便):3時間ほど

※航空便に入れられる箱数は、会社の契約や規定によって異なります。私の場合は1人2箱までという制限がありました。見積もり前に必ず確認しておきましょう。

船便でやってもらえたこと
航空便は玄関先で渡されて終わりでしたが、船便は家の中まで入って作業してくれました。

  • 段ボールの開封
  • 不要になった段ボールの回収・処分
  • 大きい家具の組み立て
saa
saa

開梱まで手伝ってもらえたのは、当時妊婦だったので配慮してくださったのかもしれません。

想定外だったこと:作業員のトイレ
船便①のとき、日通の方が現地の協力スタッフを連れて来られました。その方に、いつの間にか2階のトイレを使われていて驚きました。
搬入日は複数の作業員が家の中を出入りします。使ってほしくない部屋やトイレがある場合は、最初にはっきり伝えておくと安心です。

ホテル滞在期間を考慮した寝具の計画を

私の場合のホテル滞在期間はこうでした。

  • 夫:1月初旬〜2月中旬(約5週間)
  • 私:2月初旬(約1週間)

ホテルには当然寝具が備わっているので、入居日までの期間が長いほど寝具は後回しにできます。逆に入居後すぐに寝具が欲しい場合は、航空便に布団や毛布を入れるか、現地調達を検討しましょう。

入居前に「ホテルにどこまで泊まれるか」を確認しておくと、寝具をいつの便に入れるかの判断がしやすくなります。

仕分けのコツまとめ

最後に、実際にやってみてわかった仕分けのコツをまとめます。

① 付箋・シールで行き先を明示する

業者が来る前に、荷物ひとつひとつに「航空便」「船便」などのシールを貼っておきましょう。梱包当日に口頭で説明するより格段に作業がスムーズになります。
(日通は仕分け用のシールをいただくことができました)

② 箱の中身はカテゴリをそろえる

キッチン用品の箱に洗面用品が混入すると、荷解きのときに大変です。できるだけ「キッチン」「衣類」「日用品」となるべくカテゴリをそろえて梱包しましょう。

③ 会社の制限を事前に確認

航空便・船便の箱数・重量制限は会社によって異なります。見積もり前に確認しておくと仕分け計画が立てやすいです。

④ アメリカで高いものは持参

家具・調理器具など、アメリカでは日本より割高なものが多いです。また日本の家電のほうが使いやすく、クオリティーが高いものもあります。変圧器を使えば、基本的な家電は使えるので、迷ったら持ってきて損はないことも多いです。

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海外対応ドライヤーなら変圧器も不要

海外対応ドライヤーがあれば変圧器なしでそのまま使えます。私はリファのドライヤーを持参しました。海外でも日本クオリティのドライヤーが使えるのでおすすめです。

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⑤ ベビー用品がある人は早めに船便を出す

出産予定がある方は、逆算してベビー用品を早めの船便に入れましょう。船便は2〜3ヶ月かかるため、出産3ヶ月前には搬出できるよう計画を。

海外引越しの荷物仕分け よくある質問

段ボールは何箱まで送れる?

会社の規定によって異なります。私の場合、航空便は2箱まででした。見積もり前に会社の規定を必ず確認しておきましょう。

化粧品や洗剤はどうやって送る?

化粧品類・洗剤類は航空便に入れられないため、船便に入れるか手荷物で持参するかの2択です。渡航後すぐに使う分は手荷物に入れておきましょう。

食品やお酒は送れる?

アメリカへは運んでもらえません。私はほとんど実家に送り、どうしても必要なものだけ手持ちで持ち込みました。

荷物が届くまでの生活はどうする?

航空便でも届くまで2週間〜1ヶ月かかります。ホテルにどこまで滞在できるかを確認したうえで、当面の生活用品は手荷物と航空便に。布団などは現地の駐在員コミュニティで譲っていただける場合もあるので、事前に聞いてみるのもおすすめです。

仕分けはいつから始めるべき?

1品ずつ受託禁止品に該当しないか確認しながらの作業になるため、想像以上に時間がかかります。搬出日の1ヶ月前には着手するのがおすすめです。

まとめ

海外引越しの仕分けは、「いつ必要か」「壊れても大丈夫か」「受託禁止品ではないか」の3点を意識するのがポイントです。

とにかく仕分け作業は早めに始めることが大切。業者に梱包はお任せできても、何をどこに送るかの判断は自分でしかできません。

渡米前の準備について他にも記事を書いているので、ぜひ合わせて読んでみてください!

※この記事の内容は2026年時点の情報・個人の体験をもとにしています。引越し業者や会社によって条件が異なる場合があります。

あわせて読みたい|渡米持ち物シリーズ

「何を持っていくか」については、こちらの記事で詳しく紹介しています。

👉 【駐在妻の体験談】アメリカに持ってきてよかった家電・美容家電リスト

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