【駐在妻の出産レポ】ミシガン大学病院で無痛分娩|入院から退院まで全記録

妊娠・出産

アメリカで出産を控えている方、「病院での流れが全然わからない…」と不安になっていませんか?

日本と違い、英語で対応しなければならない上に、システムも手続きも異なるアメリカの出産。この記事では、ミシガン大学病院(University of Michigan Hospital)で無痛分娩を経験した私の体験を、入院から退院まで時系列でまとめました。

この記事でわかること

  • 陣痛開始〜入院までの流れと病院への連絡タイミング
  • 無痛分娩(硬膜外麻酔)の実際の流れ
  • 入院中の持ち物・病院で用意されるもの・退院時にもらえるもの

Von Voigtlander Women’s Hospitalについて

まず、ミシガン大学病院(Von Voigtlander Women’s Hospital)の病棟の様子はこちらのYouTubeで確認できます。入院前に見ておくとイメージがつかみやすくてとても参考になると思います。

リボニアヘルスセンターとは?ミシガン大学系列の産婦人科

リボニアヘルスセンター(Livonia Health Center)は、ミシガン州リボニア市にあるミシガン大学医学部系列のクリニックです。産婦人科・婦人科を中心に、妊婦健診から分娩まで一貫して対応しています。

私はミシガン州に渡米後、こちらのリボニアヘルスセンターで妊婦健診に通いました。実際の出産はアナーバーにあるミシガン大学病院(Von Voigtlander Women’s Hospital)で行います。リボニアヘルスセンターは郊外の駐在妻にとってアクセスしやすく、日本語通訳サービスも利用可能です。

  • 所在地:Livonia, Michigan(デトロイト近郊)
  • 系列:University of Michigan Health(ミシガン大学医学部系列)
  • 特徴:妊婦健診から高リスク妊娠の管理まで対応。分娩はVon Voigtlander Women’s Hospitalで行う
  • 通訳:日本語を含む多言語通訳サービスあり(電話通訳)

ミシガン大学病院での出産を希望する場合、リボニアヘルスセンターでの妊婦健診がその入口になります。駐在妻でミシガン州での出産を検討している方は、まずかかりつけとして登録することをおすすめします。

英語が不安な方へ:通訳サービスを活用しよう

本題に入る前に、英語が不安な方への重要情報をお伝えします。

ミシガン大学病院では、希望すれば電話通訳をつけてもらえます。

私自身、英語での医療対応に不安があったため、ほぼすべてのやり取りを電話通訳付きでお願いしました。少しラグはあるものの、なんとかなりました。

わからないフリをしてその場を乗り越えようとすると、大事な説明を聞き逃す可能性があります。英語に自信がない方は、遠慮せず最初から通訳をお願いすることを強くおすすめします。

また、私の場合は運よく日本人の主治医の先生が出産時に駆けつけてくれたため、お産は日本語で挑むことができました。日本語話者の先生が担当についている方は、緊急時も頼れる環境があると知っておくと少し安心できるかもしれません。

陣痛開始〜病院へ(1日目)

朝:陣痛らしき痛みに気づく

早朝、トイレに行ったときに少量の出血に気づきました。その後30分ほどで、10分間隔で約15秒ほどの痛みが始まります。さらに1時間後、おしるしを確認。ここから少しずつ痛みが強くなってきました。

朝食をとりながら準備を進め、たまたまその日に産婦人科(リボニアヘルスセンター)の健診が入っていたので、病院に電話して対応を確認しました。

📞 電話で聞かれたこと:陣痛の強さ・間隔、お腹の右上の痛みの有無、痛む場所など

折り返しの電話で「予定通り11時の健診に来てください。2〜3分間隔になったら電話せずに
Von Voigtlander Women’s Hospitalに直接来てOK」と言われました。

午前:健診で子宮口を確認

11時の健診では内診の結果、子宮口1.5cm・子宮周りは柔らかくなっている状態。
まだ本格的な入院には早いと判断され、一旦帰宅することに。その後は陣痛の合間に日常のことをこなしつつ、夜になるにつれて痛みが復活してきました。

夜:いよいよ病院へ出発

夜になり2回目のおしるし。陣痛もかなり強くなってきたため、お風呂に入って体力を温存しながら準備を進めました。

「結構痛い」と感じるレベルになってからトリアージに電話すると折り返しがあり、「病院に来てください」との指示。

トリアージの番号:734-764-8134

深夜に出発しましたが、途中で電車が止まって踏切が閉まっていたため迂回するハプニングも。
余裕を持った出発が大切だと実感しました。

入院手続きと硬膜外麻酔(1日目深夜〜2日目早朝)

病院到着〜トリアージ

深夜に正面玄関から入り受付へ。陣痛が来ていたため、車椅子を用意してもらえました

車のキーはバレーパーキングの方に預けて駐車してもらいました。(駐車料金は申請すれば1日$5。病院のホームページに申請場所が記載されています)

トリアージでは名前と生年月日を伝え、受付・同意書へのサインを経てリストバンドをもらいます。
ナースに呼ばれるまで待機室で待ちました。

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その間も陣痛がきていたのでしんどかった、、、

内診→入院決定

約45分後の内診で子宮口4cm。入院可能と判断されました。

入院部屋に移動後、すぐに「硬膜外麻酔を打ちますか?」と聞かれました。
「陣痛がもう少し進んでから…」と言うと、ナースに「みんな打ってるから大丈夫よ」と言われ、少し考えますと回答しました。

硬膜外麻酔の流れ

入院部屋 兼 分娩室に行くと、かなり陣痛も激しくなっていたため、すぐに麻酔をお願いしました。
だいたい15分ぐらいで麻酔科医が到着。

麻酔科医が到着後、丁寧な説明ののち麻酔を投与。30分後に効き目チェック(爪楊枝や冷感の確認)が行われました。

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麻酔科医の先生から、麻酔を打つ前の確認を色々されたのですが、
陣痛に耐えながら答える必要があったのできつかったです。
また電話通訳を介していたので、付き添いの方に陣痛がきてると通訳の方にも説明してもらうことをおすすめします!

右側だけ効きが弱かったため、体勢を変えて重力で薬を右側に回すという対応をしてもらいました。こういう細かい調整もしてもらえるので安心です。

麻酔後は陣痛を感じながらも楽な状態になり、しばらくして睡眠をとれました。

💡 硬膜外麻酔は1時間に1回自動投与されます。40分ほどで若干痛みを感じ始めたら、自分でボタンを押して追加投与できます(10分おきのみ)。

出産(2日目早朝)

睡眠中もナースが定期的にひょうたん型のバランスボール(ピーナッツボール)を足に挟む体勢を整えてくれていました。

早朝、ドクターが到着して子宮口を確認するとまさかの全開
1回いきんだところで破水し、その後1時間20分ほどで無事出産しました。

夫も私の母も立ち会いができ、とても心強かったです。
付き添い・立ち会いのルールは特になく、2人とも宿泊もできました。
(小さいお子様がいる方はルールがありました。詳しくは病院へ聞いてください!)

また、私の場合は分娩室から一度も移動せず、そのまま退院まで同じ部屋を使いました

産後の入院生活(2〜3日目)

産後すぐ

出産後は1時間ほど処置が続き、無痛の麻酔を抜いたのは出産から約3時間後。その後は薬(痛み止め・解熱剤)を服用し、看護師のサポートを受けながらトイレの練習を行いました。

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Birth Planに記載していた、赤ちゃんをすぐにお腹にのせてほしいこと、へその緒を夫に切ってもらうこと、胎盤を見せてほしい等、産後すぐ対応していただけました。
なにか要望があれば、Birth Planに記載しておきましょう!

⚠️ 夜間も2時間おきくらいに看護師が交代で入室し、自分のバイタルと赤ちゃんのチェックを行います。ぐっすり眠るのはなかなか難しいので、隙間時間を使って休むことを意識しましょう。

赤ちゃんの検査

入院中に以下の検査が行われました。

  • Newborn Screening(新生児スクリーニング):かかとから少量の血を採取して行う検査。ミシガン州で義務付けられています。
  • 聴覚検査
  • 予防接種
  • 黄疸チェック:最初は黄疸の数値がありましたが、退院時には改善していました。

すべての検査で問題なし、無事退院の許可が出ました。

食事について

食事は3食、部屋の電話からメニューを選んで注文できます。種類が豊富で、日本語メニューも一応あります。

ただし、注文できる時間は6:30〜19:30まで。時間を過ぎると注文できなくなるので注意が必要です。電話がなかなか繋がらないこともあるため、時間に余裕を持って早めに注文することをおすすめします(私も気づいたら時間を過ぎていて注文しそびれたことがありました)。

付き添い人の食事もお金はかかりますが一緒に注文できます。

入院中のその他サービス

  • 足型を無料でとってもらえる
  • ニューボーンフォトの写真業者が部屋を順番に回ってくる(撮影無料・購入は有料)

入院中の持ち物リスト

✅ 持っていってよかったもの

カテゴリアイテム
書類・貴重品財布、スマホ、パスポート、保険証、母子手帳、病院からもらった資料(ほぼ使わないが念のため)
身支度入院着・退院着、下着、スリッパ、歯磨きセット、洗顔・化粧水・乳液、日焼け止め、化粧品、ヘアブラシ、リップクリーム
衛生用品生理用ナプキン(気に入ったものがあれば)
便利グッズスマホ充電器、延長コード、ペットボトルの水数本(ストロー付けると便利)、筆記用具、エコバッグ(病院でもらえる消耗品の持ち帰り用)
赤ちゃん関連チャイルドシート(必須!ないと退院できません)、ブランケット(退院時が寒い場合)、赤ちゃんの退院着
付き添い人お泊まりセット赤ちゃん関連
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入院中は病院の服を着ているので、特に着替えは必要ありませんでした。

🏥 病院で用意されているもの

自分用

  • ベッド、枕・布団、バスタオル・フェイスタオル
  • ガウン(入院後すぐ着替えるよう指示あり)
  • 滑り止め付き靴下
  • 産後悪露用の大きめパッド、使い捨てパンツ
  • BOXティッシュ、お水(使い捨てカップ+ストロー)

赤ちゃん用

  • 赤ちゃん用ベッド
  • おむつ、おしり拭き
  • 長方形のおくるみ、簡易的な退院着、帽子
  • おしゃぶり、ミルク、使い捨てミニ哺乳瓶
  • 搾乳機(電動・手動)

その他設備

  • 付き添い用ソファベッド・1人掛けソファ
  • 洗面台・トイレ・シャワー室(部屋に完備)
  • 電話(食事注文用)

※消耗品は無くなれば追加してもらえます。部屋にあるものは持ち帰りOKと言われました。

🎁 退院時にもらえるもの

  • おむつ、おしり拭き
  • 手動搾乳機
  • ペリボトル
  • 痛み止めスプレー

退院(3日目)

出産翌日が基本的な退院タイミングですが、私の場合は保険の適用状況などの理由から、出産から2日後に退院となりました。退院の手続きらしい手続きは特になく、チャイルドシートに赤ちゃんを乗せてスムーズに帰ることができました。

出生証明書(Birth Certificate)とSSNの申請

Birth Certificate

入院中に病院スタッフから書類が渡され、赤ちゃんの名前・誕生日・出生時間、親の名前・住所などを記入して提出するだけでOKです。その紙を基に病院側が手続きをしてくれます。

赤ちゃんの名前は入院前に決めておきましょう!
退院までに提出したため、意外と時間がありません!

SSN(ソーシャルセキュリティーナンバー)

Birth Certificate申請と同時に、SSNの申請も病院内で行えます。申請後は特別な手続きは不要で、出産から10日程度で自宅にSSNカードが郵便で届きます

SSNはアメリカのパスポート申請や医療保険への加入時などに必要になります。
詳しい手続きは後日まとめる予定です。

まとめ

ミシガン大学病院での出産は、スタッフがとても親切で、個室・充実した設備のおかげで想像より快適に過ごすことができました。

英語に不安があっても、通訳サービスをフル活用すれば大丈夫です。わからないフリをせず、ちゃんと通訳をつけてもらうことが一番大切なこと。私もほぼ全部のやり取りを通訳付きでお願いしました。

「アメリカでの出産、なんとかなる!」というのが率直な感想です。これからミシガン大学病院での出産を控えている方の参考になれば嬉しいです。

ご質問などあればお気軽にコメントください!

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